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【書籍】記念誌「烏丸ストロークロックの20年」
¥1,500
「烏丸ストロークロックという実態があるとするならば、そのほぼ九割は柳沼昭徳と阪本麻紀のことだと言って過言ではない。家族でもない恋人でもない彼らが、何度も「今回こそやめよう」と言いな がら、二十年近く同じ名のもとに、作品をつくり続けてきた痕跡こそ烏丸ストロークロックなのだ……」 1999年より京都を中心に活動する小劇場劇団「烏丸ストロークロック」の設立20周年を記念して編集したクロニクル。 その歳月の多くを共に過ごした柳沼昭徳と阪本麻紀の対談をはじめ、稀有な連作スタイルによって生まれた多数の作品群をシリーズごとに体系化。 初期のみずみずしさと、現在にも通底するマイノリティへの眼差しをたたえた『クヨウミチ』の戯曲など、烏丸ストロークロックを語るうえで逃せない一冊です。 仕様:A5サイズ 141ページ 言語: 日本語 発売日: 2020/2/15 企画・編集:烏丸ストロークロック/大堀久美子 執筆:大堀久美子(P11-39,P46-49) 装丁:橋本純司 発行:オフィスバックヤード
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【書籍】「まほろばの景2020」烏丸ストロークロック上演台本
¥1,000
男は理想郷を探して彷徨い、人々は野生を求めて山を経巡る。 2011年の東日本大震災を契機に、日本人の自然観に大きな影響を与えたと考えられる山岳信仰を題材に選び、仙台での滞在制作といくつかの短編劇創作を経て、2018年に誕生した『まほろばの景』。ロームシアター京都と東京芸術劇場にて上演し、話題となった初演後、さらに東北地方の神楽や修験道に関する現地取材を重ね、再創造に臨んだ意欲作。 仕様:A5サイズ 2段組 53ページ 言語: 日本語 発売日: 2020/2/15 著者:柳沼昭徳 装丁・発行:オフィスバックヤード
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【DL版】「まほろばの景2020 サウンドトラック〜私/土俗的演奏集」中川裕貴
¥1,200
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【DL版】音楽と物語「まほろばの景」中川裕貴/烏丸ストロークロック
¥1,500
「和義がこの世に生を受けた頃。わたしは、孫娘と居間で高校野球の中継を見ていました。 古時計をみました。婿が電話を受けて、駅前の産婦人科へと飛び出していって、一時間が経っていましたが、まだ病院からの電話は鳴りませんでした。 聞かされていたよりも早い出産でした。婿が座卓の上にそのままにしたそうめんが乾いて、つゆの入った器の中では、ネギとコバエの死骸が浮いていました。 わたしのあぐらの中では、初孫のさと子が退屈そうに、アイスキャンデーの棒をかじりながら、庭の隅にある井戸を眺めていました。 孫を抱いているには暑すぎる夏日でした……」 烏丸ストロークロックの舞台作品に欠かせない要素である、中川裕貴の生み出す音。 この「音楽と物語」は、長編作「まほろばの景」のクリエーションの過程で、物語の試作と、言葉と音の実験作品を目的に製作されました。 単なる劇伴音楽としてではなく、音楽と俳優が互いに感応し合うことで成立する劇音楽を目指して生まれたこの作品は、やがて散文的言語と音楽の重なりによる「諷誦(ふうしょう)」という手法に発展し、今日の烏丸ストロークロック作品の一手となっています。 ※本作は「まほろばの景」シリーズの初期段階にあたる2017年に発表した小作品につき、後の長編作に登場する人物の名称や設定が一致しない箇所がございます。 2018年3月製作 総収録時間:42分19秒 仕様:ZIPファイル(621MB) 内容:楽曲-WAVEファイル ※ダウンロード作品にはライナーノーツは同梱されません 脚本:柳沼昭徳 音楽・チェロ演奏:中川裕貴 朗読:阪本麻紀/澤雅展 録音サポート:大澤慧 録音編集・ミックス:大澤慧/中川裕貴 協力:富田明日香 ■収録曲目 1. 和義が生まれる 2. 和義と家族 3. 和義と森